物流コンサルタント初心者講座 1日目

「プレゼンテーションスキル向上のための3日間研修プログラム」1日目をより詳細に解説


1日目: プレゼンテーションの基礎と準備

1.1 イントロダクションと研修の目的 (9:00-9:30)

研修の目的

このプレゼンテーション研修の目的は、プレゼンテーションスキルの基礎を学び、実践を通じて効果的なプレゼンテーションを作成し、聴衆に対して自信を持って伝える力を身につけることです。1日目は、プレゼンテーションの基本構造とその重要な準備段階に焦点を当てます。

  • 研修で得られる成果
    • 自分のアイデアや提案を、相手に効果的に伝える力
    • ロジカルにプレゼンテーションを構成するスキル
    • 聴衆のニーズを捉えたメッセージの作成

講師の自己紹介と参加者の自己紹介

  • 講師がプレゼンの重要性や、これまでの経験を簡単にシェアし、参加者にプレゼンに対する自信を持たせます。
  • 参加者全員に簡単な自己紹介を行ってもらい、現在のプレゼンスキルに対する自己評価を共有。

1.2 プレゼンテーションの基本構造 (9:30-10:30)

1.2.1 プレゼンテーションの3つの重要な要素

1.オープニング

    • プレゼンの最初に、聴衆の関心を引きつける方法
    • アジェンダや目的を明確に伝えることの重要性
    • 効果的な自己紹介の例(共感を呼びやすい内容を盛り込む)

    2.メインコンテンツ

      • ロジカルな構成で伝えるための方法論(PREP法: Point, Reason, Example, Point)
      • メインのメッセージをサポートするデータや事例の選定方法
      • ビジュアルエイド(スライド、グラフ、画像)の効果的な使い方

      3.クロージング

        • 強力な結論で締めくくる方法
        • アクションを促す呼びかけや、Q&Aセッションの計画
        • 視覚的なインパクトを与える最後のメッセージ

        1.2.2 ワークショップ: プレゼンテーション構造の作成

        • 各自、自分が日常業務で行う可能性のあるプレゼンテーションを想定し、簡単なオープニング、メインメッセージ、クロージングの骨子を作成する。

        休憩 (10:30-10:45)

        1.3 聴衆を理解する (10:45-11:30)

        1.3.1 聴衆分析の重要性

        • 聴衆の興味や関心事を理解することの重要性
        • 聴衆が求めている情報をプレゼンにどう組み込むか

        1.3.2 聴衆の分類

        • 専門家向け vs 初心者向けプレゼンの違い
        • 経営層向け vs 実務担当者向けの異なるアプローチ
        • 反応を期待するプレゼン vs 情報提供に特化したプレゼン

        1.3.3 ワークショップ: 聴衆プロファイルの作成

        • 自分のプレゼンを聞く聴衆のプロファイルを作成し、それに基づいたプレゼン内容の調整を行う。

        昼食休憩 (11:30-12:30)

        1.4 効果的な資料作成 (12:30-13:30)

        1.4.1 スライドデザインの基本

        • スライドは補助的な役割を果たすものと理解する
        • シンプルで視覚的に訴えるデザインの基本原則(6×6ルール:一スライドにつき6行まで、1行6単語まで)
        • 色の使い方フォント選びレイアウトの工夫

        1.4.2 グラフや図表の効果的な使用

        • データや数字をビジュアル化することでメッセージを強化する方法
        • 複雑な情報を簡潔に伝えるグラフの選び方(例:円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ)

        1.4.3 ワークショップ: スライド作成演習

        • 各自、事前に準備したプレゼンテーションのオープニング部分のスライドを2-3枚作成し、発表。

        1.5 ボディランゲージと声の使い方 (13:30-14:30)

        1.5.1 非言語コミュニケーションの重要性

        • プレゼン中の姿勢、目線、手の動きの役割
        • 聴衆に対して自信を示すためのボディランゲージ

        1.5.2 声の使い方

        • 声のトーンや強弱でメッセージを強調する方法
        • スピーチのペース管理(早すぎず、遅すぎず)
        • ポーズ(沈黙)を効果的に使う

        1.5.3 ワークショップ: 実践演習

        • 短いプレゼンを全員で実施し、講師と他の参加者からフィードバックを受ける。

        休憩 (14:30-14:45)

        1.6 準備とリハーサルの重要性 (14:45-15:45)

        1.6.1 プレゼン準備のステップ

        • プレゼン資料完成後のリハーサルの重要性
        • 予期せぬ質問やトラブルに備える方法

        1.6.2 ワークショップ: リハーサル

        • 各自、最初に作成したオープニングプレゼンを発表し、全体でフィードバックを行う。

        1.7 質疑応答とまとめ (15:45-16:30)

        1.7.1 質疑応答の技術

        • 効果的な質問の捌き方
        • 難しい質問に対処するためのテクニック

        1.7.2 振り返りと1日のまとめ

        • 1日の学びを振り返り、疑問点を解決
        • 2日目の内容(実践的なプレゼンテーションの作成)について予告

        1.7.3 宿題: 自分のプレゼンテーマを決め、資料作成を進める

        • 2日目に向けての準備として、自分が担当するプレゼンテーマを選び、次回の実践に備えて資料を作成してくる。

        終了(16:30)

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